画像: Hugo Herrera / The Verge PayPalは、顧客の取引データの山を基に構築された広告プラットフォームを立ち上げている。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同社の新しい広告事業は、PayPalとその姉妹アプリVenmoからの購入情報と顧客の支出習慣を網羅することになる。PayPalは、Uber Advertisingの元副社長兼ゼネラルマネージャーであるマーク・グレザーを広告事業の責任者に迎えた。「あなたがウェブ上で商品を購入している人であれば、私たちは誰がどこで商品を購入しているかを知っており、そのデータを活用できます」とグレザーはWSJへの声明で述べた。また、PayPalは店舗でクレジットカードを使用する顧客からショッピングデータを受け取るとも述べた。PayPalの広報担当者はWSJに対し、同社はデフォルトで顧客からデータを収集するが、オプトアウトする機能も提供すると語った。PayPalが収集するデータの種類について尋ねられたとき、広報担当者のテイラー・ワトソンはThe Vergeに対し、広告プラットフォームはまだ「初期段階」であり、同社はまだ「明確な答え」を持っていないと語った。 「広告事業と並行して、PayPal は透明性が高く使いやすいプライバシー管理を構築します」とワトソン氏は言う。