ワクチンメーカーのノババックス（NASDAQ: NVAX）の株価は6月5日に18％上昇し、今朝の市場前取引ではさらに20％上昇した。NVAX株は年初来で300％以上上昇している。ノババックスはまた、物議を醸しているmRNA技術を使用せずに製造された改良版の新型コロナワクチンを9月に提供できると述べた。投資家にとってさらに重要なのは、ノババックス株の36％以上が現在空売りされており、その半分以上が上場取引所外で取引されているという事実かもしれない。NVAX株は本日、1株当たり24.10ドルで取引を開始する予定で、時価総額は約36億ドル、2023年の収益は6億5600万ドルである。ワクチンか空売り圧力か？ノババックスは以前にもこのような状況に陥ったことがある。2021年初頭、新型コロナのパンデミックがピークに達したとき、同社の株価は300ドルを超えて取引された。しかし、ノババックス社はファイザー社（NYSE: PFE ）とモデルナ社（NASDAQ: MRNA ）とのワクチン供給競争に敗れた。株価は2023年に10ドルを下回るまで下落した。ファイザー社の株価は過去24時間でほとんど変動していないが、モデルナ社は10％上昇している。同社の株価は1株当たり15ドル近く上昇し、時価総額は50億ドル増加した。
