エクソンのダレン・ウッズ最高経営責任者、ESGの混乱を克服 巨大市場エクソンのダレン・ウッズ最高経営責任者（CEO）は、市場全体がついに「ESG」の誤謬に背を向け始めているため、言葉も行動も軽視していない。そして、今週ヒューストンで開催されるS&Pグローバル・エネルギー・カンファレンスCERAWeekでウッズ氏が講演する際にも、同様のことがさらに期待できるだろう。 Yahoo/ブルームバーグによると、ウッズ氏は今年これまでに、エクソン社のガイアナ大規模海洋石油プロジェクトへの投資を試みたシェブロン社に対して仲裁を開始し、排出量削減を求める投資家を訴えている。それに先立ち、同氏は600億ドルの買収を指揮し、エクソンを米国トップのシェール生産者に位置づけた。ウッズ氏はまた、気候目標に対する姿勢を強化し、スピーチやインタビューで、当面のエネルギー需要を満たすためには化石燃料が依然として不可欠であると主張した。同氏は、よりクリーンな代替手段のコストを負担することに一般的に抵抗があるため、2050年までに炭素排出量ネットゼロを達成するのは非現実的だと主張する。ニューバーガー・バーマンの上級アナリスト、ジェフ・ウィル氏はブルームバーグに対し、「業界が資本を呼び込むために環境に配慮したアプローチをとることが必要だと思われたのは、それほど昔のことではない」と語った。しかし同氏は、ロシアとウクライナの紛争が「スイッチを入れ、エネルギー安全保障がより重要になった」と述べた。
