クールー:欧州の新型ロケット「アリアン6」が火曜日に初めて打ち上げに成功し、衛星を軌道上に放出し、欧州大陸の宇宙への独立したアクセスを回復した。
欧州宇宙機関(ESA)のこれまでで最も強力なロケットの長らく延期されていた初飛行が、フランス領ギアナのクールーにある欧州の宇宙港から現地時間午後4時(グリニッジ標準時午後6時)に打ち上げられた。
午前中に発見された小さな問題により1時間の遅延があった後、ロケットは晴天の中へと打ち上げられた。
発射場から17キロ(10マイル)離れたジュピターの管制室の乗組員は、当初は落ち着いた様子だった。
その後、運用責任者のレイモンド・ボイス氏は「推進力正常」、つまり打ち上げが計画通りに進んでいると発表した。
部屋中に拍手が響いた。
打ち上げから1時間余り後、ロケットが超小型衛星を軌道上に無事に打ち上げたときには、さらに大きな拍手が起こった。
ESAのヨゼフ・アシュバッハー長官は、打ち上げ成功は欧州にとって「歴史的な日」となったと語った。