アメリカ人が質屋に殺到、価格高騰で金の宝飾品を売る

金価格が記録的な高値で取引される中、資金に困った米国人が質屋に押し寄せ、宝石を売っている。「人々は金を、今までになかったATMとして利用している」と、キング・ゴールド&ポーンとエンパイア・ゴールド・バイヤーズのオーナー、ジーン・ファーマン氏はブルームバーグに語った。彼によると、ニューヨーク市5番街の店舗では、金価格が2月の2024年の安値から17%急騰し、現在は1オンスあたり2,400ドル近くで取引されているため、金を売る客が3倍以上に増えたという。価格高騰に乗じたいだけの人もいるが、金銭的に困窮している価格インフレにやむを得ない人もいる。 「物価が高く、現金が必要だ」と、30歳のIT専門家、ブランデン・サビーノさんはブルームバーグに語り、食費、家賃、自動車保険の高騰の負担を理由に挙げた。55歳の女性はガソリン代を払うためにお金が必要だと語った。ほとんどの人が宝石を売っており、感情的な価値のある相続品を処分している人も多いが、その感情的な価値は今や金の史上最高値に明らかに負けている。ハウス・オブ・カーン・エステート・ジュエラーズのトビナ・カーン氏は、若いアメリカ人のファッション感覚も要因の一つだと語る。「若者はおばあちゃんの宝石を身につけていない」
Source: Zero Hedge

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