米連邦準備理事会(FRB)が米経済を景気後退に陥らせることなくインフレを抑制できるとの期待が新たな指標で高まったことを受け、株価は昨夜上昇した。 6月の消費者物価指数は前年同月比3%上昇した。ダウ・ジョーンズがまとめたエコノミスト予想は3.1%上昇だった。前月比では同指数は0.2%上昇したが、これも予想を下回った。その上、変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアCPIの上昇率は予想より低かった。もう一つのインフレ指標として注目されている生産者物価指数の6月統計は今夜発表される予定だ。しかし、CMEのフェドウォッチ・ツールによると、市場はFRBが7月会合で利上げする可能性を約92%織り込んでいる。ゴールドマン・サックスのエコノミストらは、報告書がディスインフレ傾向を促進し、カテゴリーごとにまちまちのパフォーマンスを示していることから、7月に最終利上げを行い、その後年内は政策を変更せずに連邦準備理事会の引き締めが終了することを示唆している。全体として、広範な市場指数は 0.74% 上昇し、2023 年の新高値を記録しました。