オーストラリア株は木曜日、銀行株や商品株の下落を受けて1カ月ぶり安値を付けた一方、通信大手テルストラは年次決算発表を受けて下落した。 S&P/ASX200指数は0054GMT時点で0.9%下落し7128.7となり、7月11日以来の安値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の7月の金融政策会議の議事録によると、大半の政策立案者が引き続きインフレとの戦いを優先していることが示され、インフレに対する不確実性が高まっている。金利見通し。中国経済、政策選択肢、金融市場をめぐる懸念の深まりも、投資家心理に大きな重しとなった。シドニーに戻ると、金融株がベンチマークの最大の足かせとなり、1%下落した。 「四大」銀行はいずれも赤字となった。一夜にして鉄鉱石価格が下落したにもかかわらず、鉱山労働者は1.2%下落した。鉱山大手のBHPグループ、リオ・ティント、フォーテスキュー・メタルズは0.6─1.8%下落した。中国の成長鈍化を反映した原油価格下落を受け、エネルギー企業は0.6%下落した。石油・ガス大手のサントスとウッドサイド・エナジーはそれぞれ0.3%、0.4%下落した。