6月に市場のボラティリティがさらに高まるとすれば、長期的なバリュー投資家にとってはようやく買いのチャンスが増えるかもしれない。今回の市場上昇は目覚ましいが、新たな高値に迫る時期に新規資金が参入するのはやや困難になっている。一部の専門家が市場の調整(10%の下落)を予想していることを考えると、待つのが賢明と思われる。しかし、そうすることで、今お買い得な売られ過ぎの優良株を見逃してしまう可能性がある。一部の大型株は現在かなり売られ過ぎており、市場全体の調整があっても大幅に下落することはないかもしれない。いずれにせよ、投資家は市場のタイミングを計るのではなく、株式市場を株式市場として捉えるべきである。では、下半期に回復の有力候補となり得る、大打撃を受け売られ過ぎの優良株3つを見てみよう。これらを「優良株ブーメラン」と呼んでもいいだろう。マクドナルド(MCD) 出典:Vytautas Kielaitis / Shutterstock マクドナルド(NYSE:MCD)やほとんどのファストフードレストラン企業は、最近、重荷を感じています。