東京:東京ガスの一部門は、海外事業を拡大するため、テキサスに本拠を置く天然ガス生産会社ロッククリフ・エナジーをプライベート・エクイティ会社クアンタム・エナジー・パートナーズから27億ドルで買収することを決定したと土曜日に発表した。この契約は、エネルギー転換燃料としての天然ガス需要の高まりに応えるため、北米でのシェールガス事業を拡大する日本企業の取り組みの一環として行われた。日本最大の都市ガス供給会社である東京ガスやその他の電力会社は、国内市場の需要減少に対抗するため、海外展開を強化している。日本では高齢化と少子化が進む一方、エネルギー市場改革により旧来の電力会社間の競争が激化している。この契約に基づき、東京ガスが79%所有するTGナチュラル・リソーシズ(TGNR)は、ロッククリフ・エナジーの全株式をクォンタム・エナジー・パートナーズから購入することになる。東京ガスによると、契約は12月29日に完了する予定だという。米国の天然ガス先物は下落 東京ガスによると、この買収により、TGNRの天然ガス生産量は日量約3億3,000万立方フィートから4倍の13億立方フィートとなり、テキサス州とルイジアナ州で最大のシェールガス生産会社の1つとなる。 「ロッククリフ・エナジーの出力エリアはTGNRの鉱区に隣接しているため、買収後は当社のガス生産がより効率的になることを期待しています」と東京ガスのグローバル事業開発シニアゼネラルマネジャー、中尾隆氏は記者団に語った。