ニューヨーク：バーニー・サンダース上院議員が火曜日に発表した報告書によると、アマゾンの人気セール「プライムデー」は、全米各地の電子商取引大手の施設で顧客の注文品をピックアップし梱包する倉庫作業員の「主な負傷原因」となっている。

報告書は、アマゾンの安全対策に関する上院委員会の1年間にわたる調査から得た情報と、2019年と2020年の社内データに基づいており、ホリデーショッピング期間を含む買い物のピーク時に倉庫作業員の「週ごとの負傷率が最も高くなる」と述べている。

サンダース氏の事務所からの予備報告書は、アマゾンの現従業員と元従業員100人以上へのインタビューに基づいている。今年のプライムデーの2日間のイベントは火曜日に始まった。

サンダース氏は声明で、報告書で指摘されている「アマゾンの信じられないほど危険な労働環境」は「アメリカ国民がうんざりしている企業の強欲さの完璧な例」だと述べた。

「昨年360億ドルの利益を上げ、過去3年間でCEOに2億7500万ドル以上の報酬を支払ったにもかかわらず、アマゾンは従業員を使い捨てのように扱い、彼らの安全と幸福を完全に軽視し続けている」と、アマゾンを批判し、同社での労働組合結成の取り組みを支持してきたバーモント州の無所属議員は述べた。「これは受け入れられない。変えなければならない」

労働組合や安全専門家は、アマゾンがスピードと迅速な配達に重点を置くことで労働者が危険にさらされているとして、長らく同社を批判してきた。