ナスダックは水曜日、先端半導体技術へのアクセスを中国に提供する企業に対する米国の貿易制限が厳しくなるとの見通しから主要な半導体株やハイテク株が圧迫され、S&P 500の下落に伴い2%近く下落して2週間ぶりの安値となった。バイデン政権が中国に対する半導体締め付けの一環として厳しい貿易制限を検討しているとの報道が半導体株の重しとなり、フィラデルフィアSEセミコンダクター指数は3.5%急落して2週間ぶりの安値となった。AIチップで人気のエヌビディアは4.3%下落し、米国上場のASMLは9.2%下落した。台湾積体電路製造(TSMC)の米国上場株は、共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏が台湾は米国に防衛費を支払うべきだと述べたことを受けて6.4%下落した。マーベル・テクノロジー、ブロードコム、クアルコム、マイクロン・テクノロジー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、アーム・ホールディングスもそれぞれ5%以上下落した。いわゆる「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大型株はすべて下落し、アップル、マイクロソフト・メタ・プラットフォームズ、テスラは1.2~2.7%下落した。