ウォールストリート・ジャーナル紙によると、インテルは投資会社アポロ・グローバル・マネジメントと、アイルランドの半導体製造工場に110億ドル以上の資金を提供する契約をめぐり協議を進めている。同紙は、匿名の協議事情に詳しい関係者の話として、両社は独占交渉中で、数週間以内に合意に達する可能性があると伝えた。この提携の可能性は、世界中の超大国が、次世代の半導体製造を自国に構築するため、インテルなどの企業に数千億ドルを割り当てている中で浮上した。米国と欧州連合は、半導体の覇権をめぐって中国に挑戦する手段として、また、アジアからの供給への依存を減らすためのより広範な取り組みとして、こうした資金提供活動を主導してきた。アポロとインテルはコメントを控えた。ブルームバーグ・ニュースは先月、アポロのほか、KKRやストーンピークなど他のオルタナティブ資産運用会社も、アイルランドのインテル施設への資金提供について協議していたと報じた。
