ネルソン・ペルツ氏のトライアン・アセット・マネジメントは、ウォルト・ディズニー(NYSE: DIS )株の保有株を売却した。ペルツ氏は4月の委任状争奪戦の末、自身と元ディズニー幹部のジェイ・ラスロ氏を取締役に選出する試みに敗れた。報道によると、ペルツ氏は1株当たり120ドルで保有株を売却し、10億ドルの利益を得た。ディズニーは今朝、時価総額が約1,840億ドルで1株当たり100.90ドルで取引を開始する予定だった。委任状争奪戦でペルツ氏は約2,500万ドル、ディズニー側は4,000万ドルを費やした。さて、マウスはどうなる?ペルツ氏がディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)を批判し始めたのは2023年初頭のこと。同社が数十億ドル規模の「コスト削減」を発表した後、同氏は批判を控えた。12月には再び積極的になり、取締役2名のポスト獲得を訴えた。ペルツ氏の委任状争奪戦により、ディズニー株は争奪戦のピーク時に1株当たり90ドルから123ドルまで下落した。株価をその水準に戻す可能性もある。コスト削減は4月に始まり、ディズニーのエンターテインメント部門の約15%を含む7,000人の人員削減が行われた。