米食品医薬品局(FDA)は金曜日、新型コロナの新株に対する2024~2025年のキャンペーンの一環として、改良ワクチンの発売を承認した。製薬会社は当局の承認を待っていたが、ウイルスが変異し続けているという事実により、当局の意思決定は複雑化していた。FDAは、今年初めのほとんどの新型コロナ症例の原因となっている変異株であるJN.1を標的とすることに決めた。JN.1を標的とするワクチンは、今後数か月で出現する可能性のあるKP.2、KP.3などの派生株に対して、より広範な予防効果を発揮するはずだ。承認が下りた今、製薬会社は9月初旬までにワクチンを展開すべく生産を拡大するだろう。投資家にとって、FDAの措置は、追加接種が市場に出るにつれて大幅な値上がりが見込まれるワクチン関連株に注目を集めることとなる。この措置の恩恵を受ける可能性が高い3つのワクチン関連株を検討してみよう。ファイザー(PFE) 出典:photobyphm / Shutterstock.com ファイザー(NYSE:PFE)の今年の第1四半期報告書は、まちまちの結果となった。1株当たり利益(EPS)と収益はアナリストの予想を上回ったものの、収益が前年比19%減少するなど、他の指標は低下したと報告した。