ニューヨーク、3月10日(AP通信): OpenAIは同社CEOのサム・アルトマン氏を取締役会に復帰させ、同社の混乱に関する外部調査の結果を受けて同氏のリーダーシップに「全幅の信頼を寄せている」と述べた。 ChatGPTの作成者は法律事務所ウィルマーヘイルに依頼し、同社が11月にアルトマン氏を突然解雇し、数日後に再雇用した経緯を調査した。数カ月にわたる調査の結果、アルトマン氏の解任は同氏と前取締役会との間の「関係の破綻と信頼の喪失の結果」であることが判明したと、オープンAIは金曜日の調査結果の概要で述べた。報告書の全文は公表しなかった。 OpenAIはまた、取締役会に3人の女性を加えたと発表した。ビル&メリンダ・ゲイツ財団の元CEOであるスー・デズモンド・ヘルマン博士。ニコール・セリグマン、元ソニー法務顧問。そしてInstacart CEOのフィジー・シモ氏。この行動は、サンフランシスコに本拠を置く人工知能企業が、昨年同社をほぼ壊滅状態にし、世界的な見出しを飾った社内紛争を乗り越えようとしているということを投資家や顧客に示すための手段だ。