米軍はニジェールの首都ニアメの基地からの撤退を終え、ニジェール軍事政権が設定した9月15日の期限までに北部アガデスの基地から完全に撤退する予定であると、両国が日曜日に発表した。ニジェール軍指導部は、2023年7月のクーデターを受けて、3月に米国との軍事協力協定を終了した。米国はニジェールに約650人の兵士を派遣し、アガデス近郊の大規模なドローン基地の運営を含め、西アフリカのいくつかのサヘル諸国での対ジハード主義任務に参加している。「ニジェール国防省と米国防総省は、ニアメの第101基地からの米軍と装備の撤退が完了したことを確認した」と両国は述べた。米軍部隊を乗せた最後の飛行機は日曜日遅くにニアメを出発する予定だった。当初、ニジェールに駐留していた米軍は約950名だったが、ニジェール軍の撤退命令以降、すでに766名が撤退した。これは、ニジェール陸軍参謀総長のママン・サニ・キアウ氏と米軍のケネス・エクマン将軍が出席した式典で明らかになった。「米軍は現在、アガデスの第201空軍基地からの撤退に注力している」と声明では付け加えられており、撤退は9月15日の期限までに完了する見込みだ。