仮想通貨の見通しは天気のように変わるようだ。ほんの1か月前、採掘可能なBTCの供給量が50%削減されるビットコイン(BTC-USD)の半減期が近づくにつれ、世界中が仮想通貨に対して強気だった。過去の半減期は、仮想通貨の価格を上昇させる放物線的な動きにつながった。今回は違う。半減期以来、ビットコインの価格は下落している。半減期前の3月に約74,000ドルの史上最高値を付けた後、価格はここ数週間で58,000ドルまで下落した。この下落は仮想通貨に対する再考につながっている。最大の仮想通貨強気派の1つである投資銀行スタンダード・チャータード(LON: STAN)は、現在、ビットコインの価格が50,000ドルまで下落する可能性があると述べている。同行は以前、ビットコインの価格が年末までに100,000ドルに達すると予測していた。スタンダード・チャータード銀行は価格予測を修正するにあたり、数カ月にわたる急速な資金流入の後、スポットビットコイン上場投資信託(ETF)への最近の資金流出を指摘した。同銀行はまた、米国経済の減速の兆候として、仮想通貨などのリスク資産が投資家の間で人気を失っていると指摘した。