インドの銀行が個人向け融資ポートフォリオを売却

インドの民間銀行は、規制当局から預金信用比率の改善を迫られる中、個人向け融資ポートフォリオを売却している。インド最大の金融機関であるHDFC銀行は、6月に500億ルピー(5億9700万ドル)の融資ポートフォリオを非公開の買い手に売却したと、最高財務責任者のスリニバサン・バイディアナサン氏が先週の決算発表後の記者会見で述べた。同氏は「確かに市場でかなりの関心が寄せられている」と述べ、同銀行が最後にこうした取引を行ったのは10年以上前だと指摘した。「これは始まりに過ぎない」とし、「適切な価格であれば今後も継続していく」と付け加えた。情報が非公開であるとして匿名を条件に話した関係者によると、IDFCファースト銀行は今年初め、60億~70億ルピー相当の証券化取引でシティグループに無担保個人向け融資の束を売却した。 IDFCホールセールバンキング部門責任者のパリトシュ・マトゥール氏は、取引の規模や時期については明らかにしなかったものの、「IDFCは今後もこうした取引を喜んで受け入れる」と述べた。
Source: Economic Times India

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