ジョー・バイデン大統領とケビン・マッカーシー下院議長が米国の国債上限引き上げに関する協定で最終合意に達したことを受け、アジア株はおおむね上昇している。東京、シドニー、上海は上昇したが、香港は下落した。ソウルの市場は祝日のため休場となった。米国債務に関する合意により、世界中の市場にとって潜在的に大きな脅威となっていたものが緩和された。バイデン氏とマッカーシー氏は週末、6月5日の期限までに法案を可決し、破壊的な連邦債務不履行を回避するために議会で十分な支持を確保するために尽力した。 「市場は今のところ慎重に反応している。元気はあるが、慎重だ」とACYセキュリティーズのチーフエコノミスト、クリフォード・ベネット氏はコメントで述べた。 「この合意は単に問題を、2年後の大統領選挙後の、より政治的に友好的な時期に延期するだけである。この点に関して確かなことは何もなく、解決が今回よりもさらに困難になる可能性がある」とベネット氏は語った。東京の日経平均株価は序盤の取引で約2%上昇したが、取引時間は1.3%高の3万1325円だった。正午までに。