5月21日(ロイター) – コーポレートガバナンスの専門家らは、モルガン・スタンレーのCEO後継者候補リストに女性がいないことは、多様な人材を育成し維持することの重要性を浮き彫りにしていると述べた。モルガン・スタンレー共同会長のテッド・ベック氏とアンディ・サパースタイン氏、そして最高投資責任者のダン・シムコウィッツ氏が、金曜日に1年以内にCEOを辞任する予定であると述べたジェームズ・ゴーマン氏の後任の最有力候補となっている。ウォール街の銀行が包括的に報告した最新の米国従業員多様性データによると、2021年時点でモルガン・スタンレーでは他の米国大手銀行に比べて指導的地位に女性の割合が少ないことが示されている。モルガン・スタンレーによると、女性の25%が「役員/上級役員/マネージャー」に就いているという。米国における「」の役職に女性が占める割合は、JPモルガン・チェース(JPM.N)では29%、バンク・オブ・アメリカ(BAC)では36%となっている。 .N)、シティグループ社 (CN) に 38% を出資。大手同業他社の中で、女性比率が23%なのはモルガン・スタンレーの最大のライバルであるゴールドマン・サックス・グループ(GS.N)だけだ。さらに、米国のモルガン・スタンレーの上級幹部の80%は白人であり、そのような代表者が67%から78%の間であると報告した他の人よりも多かった。