エヌビディア社の予想を上回る四半期決算と明るい収益見通しを受け、ハイテク株は木曜日に再び急騰。トレーダーらは急速に拡大するAI業界に対して強気の見方を示し続けている。この半導体大手の株価はニューヨーク時間正午の取引で10%超上昇し、1株当たり1,051ドルとなり、1回の取引で時価総額が2,770億ドルも急増した。ハイテク株中心のナスダック100種は取引開始時に1万8,907ポイントに達し、史上最高値を更新した。同様にS&P500種は5,341ポイントの過去最高値を付けた後、他のセクターがハイテク株に後れを取る中、上げ幅を縮小した。半導体セクターは明らかにアウトパフォームし、ヴァンエック・セミコンダクターETF(NYSE: SMH )は3%上昇した。エヌビディアのほか、シノプシス(NASDAQ: SNPS )、ASMLホールディングスNV などが上昇した。 (NASDAQ: ASML )、台湾積体電路製造株式会社 (NYSE: TSM ) の株価はそれぞれ4.2%、3.4%、2.6%上昇し、大幅な上昇となった。しかし、S&Pグローバルが、米国の民間部門の活動はほぼ2年ぶりの速いペースで成長したものの、5月の投入価格が上昇し、インフレ懸念が再燃したと報告したことから、市場心理はより慎重になった。