投資家がその日後半に発表される国内のインフレ統計と米連邦準備理事会(FRB)の政策決定を待つ中、中国の刺激策公約による鉱山株の上昇に牽引され、水曜日のオーストラリア株は少しずつ上昇した。 S&P/ASX200指数は0041GMTまでに0.1%上昇し7345.3となった。火曜日の基準値は0.5%高で終了した。オーストラリアの最大の貿易相手国である中国が月曜日、新型コロナウイルス感染症後の曲がりくねった回復の中で経済への政策支援を強化すると約束したことを受けて、商品株は上昇した。鉱山労働者は1.4%上昇し、セクター大手のBHPグループとリオ・ティントはそれぞれ2%と1.2%上昇した。一方、オーストラリアの第2・四半期インフレ統計は、8月のオーストラリア準備銀行(RBA)の政策会合への布石となる。 RBAは前回会合で引き締めサイクルを一時停止していた。 ANZグループは第2・四半期には総合平均インフレ率と調整平均インフレ率がともに緩やかになると予想している。 ANZのアナリストらはメモで「インフレ率が5月の予想と一致するか、それよりも若干早く低下しているようだとRBAは安心するだろう」と述べた。