金利上昇による需要の減速で、最も大きな打撃を受けているセクターのひとつが鉱業セクターだろう。炭酸リチウムの価格は年初来で11％以上上昇しているが（おそらく中国市場の強化によるもの）、過去12か月間では53％以上下落している。銀や亜鉛など他の貴金属も、ごく最近まで低迷していた。つまり、鉱業株はここ数か月間最も空売りされている銘柄のひとつであり、そのうちのいくつかは引き続き空売り残高が高い。以下は、空売り筋が狙っている3つの銘柄だ。 アルベマール（ALB） 出典：IgorGolovniov/Shutterstock.com アルベマール（NYSE：ALB ）は、世界最大の電気自動車用リチウムサプライヤーである。同社の株式の空売り残高は9.26％で、発行済み株式の約10％が投機筋によって空売りされていることを意味する。これは、EV市場全体を見ると納得できる。価格競争と売上高の減少は、最大手企業をも悩ませている。
