CDK Global、ランサムウェア攻撃後「ほぼすべての」ディーラーがオンラインに復帰 北米全土の約1万5000の自動車ディーラーに影響を与えたサイバーインシデントは終息した。CDK Globalは、ネットワーク内の「ほぼすべての」ディーラーのバックエンド管理システムが復旧したと述べた。「予定より早く復旧しています」とCDKのシニアコミュニケーションディレクター、トニー・マクリト氏はブルームバーグへの電子メールでの回答で述べた。混乱は6月19日水曜日、ハッカー集団ブラックスーツがランサムウェアを使ってCDKのバックエンドシステムを麻痺させ、数百万ドルを要求したことから始まった。その見返りとして、数千のディーラーが約3週間、自動車の売買ができず、取引を完了するために紙とペンに切り替えざるを得なかったディーラーもいた。CDKは月曜日、遅くとも木曜日までにはすべてのディーラーがオンラインに戻る予定であると述べた。アンダーソン・エコノミック・グループの推計によると、CDKの混乱により自動車ディーラーは10億ドル近くの直接的な損失を被った。ソニック・オートモーティブ社、ペンスキー・オートモーティブ・グループ社、グループ1オートモーティブ社、オートネーション社、リシア・モーターズ社、アズベリー・オートモーティブ・グループ社を含む複数のディーラーは、SECへの提出書類の中で、この攻撃による潜在的な「重大な」影響について警告している。
