ラス・ラファン(カタール):カタールの国営エネルギー大手は火曜日、湾岸首長国の北東海岸にある輸出ターミナルを通じて世界最大の天然ガス田からの生産を拡大するプロジェクトの建設を開始した。昨年初めにウラジミール・プーチン大統領が対ウクライナ全面戦争を命令して以来、ヨーロッパの消費国がロシアからの供給が失われたものを補充しようと躍起になっており、カタール・ガスの需要が高まっている。アミール・シェイク・タミム・ビン・ハマド・アール=サーニ氏は、ドーハ北80キロにあるカタール・エナジーの陸上ガス処理基地であるラス・ラファンでノース・フィールド拡張の礎石を築く華やかな式典を主宰した。シェイク・タミム氏はX(以前はツイッター)で、このプロジェクトは「世界的な液化天然ガス(LNG)生産国としてのカタールの地位強化に向けた我々の戦略の一環である」と書いた。カタールのサード・アル・カービ・エネルギー大臣は、このプロジェクトを「エネルギー分野における我が国のリーダーシップへの飛躍」と呼んだ。カタールは、湾岸の下からイラン領土まで広がる同油田の生産量を増やすことで、2027年までにLNG生産量を60%以上増やして年間1億2,600万トンに増やす予定だ。