金融、鉱山会社がオーストラリア株を下落。米国のインフレ統計に注目

火曜日のオーストラリア株は、金融株と鉱業株の低迷が重しとなり下落したが、その日後半に予定されている米国の消費者物価指数の発表を前に投資家は引き続き慎重な姿勢を保った。 S&P/ASX 200指数は0.1%安の7,255.7ポイントで終了した。投資家は米国の消費者物価統計を待ち望んでおり、インフレ率が大幅な低下を示さなければ、年内利下げへの期待が損なわれる可能性がある。連邦予算を前に鉱山業者がオーストラリア株を圧迫 「米国のCPIはここ数カ月間低下し続けているにもかかわらず、市場は現在、インフレが5%程度でさらに堅調になると予想している」とAETOSキャピタル・グループの調査分析責任者、グレン・イン氏は述べた。 「こうした期待は当然、投資家に米連邦準備理事会(FRB)の金利経路の再考を促す。長期にわたる高金利アプローチは確実にリスク資産を圧迫する」と述べた。一方、オーストラリア労働党政府は水曜日、連邦予算で家庭や企業向けに発表された数十億ドル規模の生活費救済策はインフレ圧力を悪化させず、中央銀行にさらなる利上げを求める圧力を強めることはないと述べた。グレン氏は「オーストラリアのインフレ率が世界の多くの同国よりもはるかに高い7%を踏まえれば、オーストラリア準備銀行が政策金利の引き上げを終えたと結論付けるのは時期尚早だろう」と付け加えた。 「さらに、昨夜発表された連邦予算も間接的に経済に現金を注入し、より持続的なインフレにつながる可能性がある。」地元証券取引所に戻ると、金融部門がベンチマークで最大の出遅れ銘柄となり、「四大」銀行のうち二行が赤字となり、0.5%下落した。
Source: Business Recorder

ニューストップ