第2・四半期のインフレ率が予想より鈍化し、来月の中央銀行会合での追加利上げの可能性が低いことを示すデータが示された翌日、木曜日のオーストラリア株はハイテク株や金融株に後押しされて上昇した。 S&P/ASX 200指数は0040GMTまでに0.7%上昇して7,451.6ポイントとなり、2月14日以来の高値を記録した。水曜日のオーストラリア統計局のデータによると、第2四半期の消費者物価は0.8%上昇し、その後最小の上昇となった。投資家は現在、オーストラリア準備銀行が8月に予定している会合までに4分の1ポイント利上げが行われる可能性を31%織り込んでいる。第2四半期のインフレ鈍化で投資家心理が鈍化し、オーストラリア株は5カ月ぶりの高値で終了したが、米連邦準備理事会(FRB)が予想25ベーシスポイントの利上げと同時に追加利上げを示唆したことを受けて下落した。シドニーに戻ると、金融株が0.8%上昇し、上昇を主導した。 「四大」銀行は0.6─1.2%上昇した。