AMCエンターテインメント(NYSE:AMC)が低迷していることは疑いようがない。映画館運営会社は、ミーム株が復活した際の短い上昇を除けば、過去1年間で価値の86%を失った。AMCの株価は何年も下落しているが、ディズニー(NYSE:DIS)が生き残り方を示したのかもしれない。この映画スタジオは大ヒット作を手にしている。アニメ映画「インサイド・ヘッド2」は、公開から1か月も経たないうちに興行収入が10億ドルを超えている。昨年の夏にバービーが劇場を席巻して以来の10億ドルの映画だ。ディズニーがこのような家族向けの作品をもっと製作できれば、AMCエンターテインメントは再び繁栄する会社になるかもしれない。 大ヒット映画の終焉 AMC株の悩みの種は大ヒット映画の少なさだ。信じがたいかもしれないが、昨年10億ドルの壁を超えた映画はわずか2本だった。 BoxOfficeMojoによると、その地位を獲得した映画は『バービー』と『スーパーマリオブラザーズ ザ・ムービー』の2作品のみ。別の映画『オッペンハイマー』も全世界で9億7500万ドルとそれに近い成績だった。5億ドル以上を稼いだ作品もいくつかあったが、特に注目に値するものではなかった。