サウジアラビアとロシアが輸出削減の延長を発表したことで原油が急増 今朝早く、サウジアラビアは自主的かつ一方的な石油減産を少なくとも8月まで1か月延長すると発表した(減産はさらに延長される可能性があり、おそらく延長されるだろう)。市場がさらに逼迫すると予想される中でも、供給の上限を維持する。その直後、OPEC+の同盟国であるロシアは、石油市場の均衡を保つため、8月の石油輸出削減を日量50万バレル「自主的に」延長すると発表した、とアレクサンダー・ノバク副首相は声明で述べた。国営サウジ通信社が発表した声明によると、今月始まった日量100万バレルのサウジアラビアの減産は、OPECプラスが合意した既存の抑制に加えて8月まで継続され、さらに延長される可能性があるという。この削減により、サウジの生産量は日量約900万バレルとなり、ここ数年で最低水準となる。このニュースを受けて石油・エネルギー複合施設は少なくとも1週間で最高値をつけた。ブレント原油は1.5%上昇して1バレル=76.50ドルとなった。 WTIの8月渡しは1.4%上昇して71.60ドルとなった。