バイデン政権は2024年5月、中国の鉄鋼とアルミニウムに対する現行の関税を据え置くだけでなく、3倍に引き上げることを提案していると発表した。米国の鉄鋼業界への影響は、単純に需給の問題だ。だからこそ、投資家は鉄鋼株の購入を検討すべき時期なのだ。1974年通商法の現行第301条では、中国からの鉄鋼とアルミニウムの輸入に7.5%の関税を課している。バイデン政権は、これを25%に引き上げることを提案している。これは大統領令によって行われるわけではないので、今のところは、選挙年の政治の年なのかもしれない。とはいえ、投資家が鉄鋼セクターに目を向けることを検討する時期なのかもしれない。さらに朗報なのは、2023年の好調な年を経て、大幅な割引で取引されている鉄鋼株がいくつかあることだ。検討すべき銘柄を3つ挙げてみよう。クリーブランド・クリフス(CLF) 出典:パベル・カピシュ/Shutterstock.com バイデン政権が米国の鉄鋼業界を守るために検討しているもう一つの方法は、日本製鉄による米国鉄鋼買収の入札を阻止する意向を表明することである。