火曜日の米国指数先物相場は、好調な株価が前取引で利益確定関連の売りを回避したことを受けて、軟調な取引が始まることを示唆した。決算ニュースの流れはマイナスに近く、トレーダーらは4月のインフレ統計や債務上限の行き詰まりに依然として懸念を抱いているものの、その日に予定されている連邦準備制度理事会の講演にも注目している。月曜の取引からの手がかり トレーダーらは水曜のインフレ統計を前に静観を好み、月曜の主要平均株価は値固めの動きとなった。一部の期待外れの決算や、この日を通じて地銀株に対するセンチメントが悪化したこともセンチメントを抑制する要因となった。 S&P 500指数は取引中ほぼ横ばいで推移したが、ハイテク株の多いナスダック総合指数は午前の取引で下落した後、その日は上昇に転じた。ダウ工業株30種は取引時間の大部分で変わらずラインを下回って低迷し、下落して終了した。大半のセクターが適度な売り圧力に見舞われた一方、通信サービス株は上昇し、マイナス材料の一部を相殺した。