ウォール街では朝の様子がまちまちで、予想を上回るインフレ報告を受けて債券、金、ビットコインに損失が生じたものの、主にハイテク株のアウトパフォームにより米国の主要指数が上昇を記録した。 S&P500指数は0.9%上昇し、ハイテク株の多いナスダック100指数は0.9%上昇した。ハイテク分野ではチップメーカーが輝き、バンエック・セミコンダクターETF (NASDAQ: SMH ) が2%上昇した。 2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇し、前回の上昇率と予想の3.1%上昇をともに上回った。さらに、変動の大きい食品とエネルギー品目を除いたコアCPI指数は、予想の3.7%に比べて3.8%と予想外の上昇となった。米国債利回りは上昇し、政策に敏感な2年債利回りは6ベーシスポイント上昇して4.6%、10年債利回りは4.6%となった。