デル株、「AIサーバーの受注残が予想を下回る」ことを受けて急落 デル・テクノロジーズの株価は、同社が2022年以来初の増収となった予想通りの第1四半期決算を発表したことを受け、ニューヨークの市場前取引で数年ぶりの大幅下落となった。この好材料にもかかわらず、投資家らが主に懸念していたのは、予想を下回った同社の人工知能サーバー事業の業績だった。テキサス州を拠点とする同社は木曜、5月3日までの四半期の売上高が6.3%増の222億4000万ドルとなったと発表した。ブルームバーグが追跡しているアナリストの平均予想は216億2000万ドルだった。1株当たり利益は1.27ドルを超え、アナリスト予想の1.23ドルを上回った。デルのAIサーバーの売上高は前四半期から倍増して17億ドルになったと、最高執行責任者のジェフ・クラーク氏が声明で述べた。同氏は、これらのサーバーの受注残が前四半期比30%以上増加して38億ドルになったと指摘した。しかし、モルガン・スタンレーのアナリスト、エリック・ウッドリング氏は、好調な四半期がAIサーバーの受注残が期待を下回ったことで影を潜めたと指摘した。