先週、ハイテク株が重要なテクニカル水準でサポートを示せば、最近の大規模な売りはやがて絶好の買い場になるだろうという仮説を立てた。どうやら今それが起こっているようだ。つまり、押し目買いの時が来たということだ。ハイテク株は、買われ過ぎのテクニカル条件と予期せぬ地政学的リスクが重なり、壊滅した。要するに、ハイテク株は7月初旬に急騰しすぎたのだ。そのため、先週、予期せぬリスク、すなわちジョー・バイデン大統領が米中間のさらなるハイテク関連貿易制裁について強硬な姿勢を示した際に、投資家はこぞって売却した。もっともだ。しかし、ハイテク株はもはや買われ過ぎではない。そしてこれまでもそうであったように、こうした地政学的リスクは「実行」よりも「口先」であることが証明されつつある。言うまでもなく、バイデン氏は2024年の米国大統領選から完全に撤退したばかりなので、その「強硬な姿勢」は今やほとんど無関係に思える。一方、今後数週間で第2四半期の決算発表シーズンが始まり、ハイテク株の強さが証明されるはずだ。