パンデミックの勝者、パンデミック後の世界で苦戦 パンデミック初期に有名になったズーム・ビデオ・コミュニケーションズは月曜日、2025年度第1四半期の業績を発表し、アナリストの予想をわずかに上回ったが、短期的な見通しで投資家を失望させた。調整後1株当たり利益は前年比16%増、総収益とエンタープライズ収益はそれぞれ3%増と5%増だった。これは、パンデミック中にズームが記録した成長率とは程遠いもので、同社は数か月のうちに収益が何倍にも成長した。在宅勤務要件の終了とその後のオフィス勤務への復帰、さらにはMicrosoft Teams、CiscoのWebex、SalesforceのSlackとの厳しい競争により、かつてのパンデミックの勝者は現実に戻った。しかし、Statistaのフェリックス・リヒターが指摘するように、パンデミック後の世界で勢いを維持するのに苦労しているのはズームだけではない。新型コロナウイルスによる特殊な状況下で急成長を遂げた他の企業も、通常の生活が徐々に戻るにつれ、この2年間で急落した。