連邦取引委員会、タペストリーのカプリ買収を85億ドルで阻止するため訴訟を起こす

ニューヨーク(AP通信)—連邦取引委員会(FTC)は、タペストリーによるカプリ・ホールディングスの85億ドルの買収を差し止めるために訴訟を起こした。この取引により、コーチやマイケル・コースなど両ファッション企業のブランド間の、いわゆる手頃な価格の高級ハンドバッグの分野での直接的な競争がなくなると主張している。同委員会は月曜日、2023年8月に発表されたこの取引により、2社が従業員を獲得するために競い合うインセンティブがなくなる恐れがあり、従業員の賃金と職場の福利厚生が押し下げられる可能性があるとも述べた。同委員会によると、タペストリーとカプリを合わせると、世界中で約3万3000人の従業員が雇用されることになる。「連続買収者になることを目標に、タペストリーはファッション業界での拠点をさらに強化するため、カプリの買収を目指している」とFTC競争局長のヘンリー・リュー氏は声明で述べた。これは、FTCが独占禁止法問題でより積極的な立場を取った最新の動きである。 FTCは2月、競争の欠如が食料品価格の上昇と労働者の賃金低下につながるとして、食料品大手クローガーとアルバートソンズの246億ドルの合併を阻止するために訴訟を起こした。
Source: ABC 6 News

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