水曜日のオーストラリア株は鉱業株と銀行株の下落に引きずられて下落したが、慎重な投資家は連邦準備理事会(FRB)の金利軌道のヒントとなり得る米国の主要なインフレ統計を待っていた。 S&P/ASX200指数は0042GMTまでに0.6%下落し、7162.4となった。火曜日の指標は0.2%高で終了した。投資家はFRBの金融政策の今後の方向性を理解するために、その日後半に発表される米国のインフレ統計からの手がかりを待っていた。シドニー市場では、ドル高による銅価格の下落を受けて鉱山株が下落を主導し、0.6%下落した。鉱山大手のBHPグループは0.7%下落し、リオ・ティントとフォーテスキュー・メタルズ・グループはそれぞれ0.6%、1.5%下落した。金融株と金株は0.4%以上下落し、ANZグループ・ホールディングスは約0.1%上昇したが、「4大銀行」のうち他の3行は0.1─0.5%の間で下落した。金サブ指数大手のニュークレスト・マイニングとノーザン・スター・リソーシズはそれぞれ0.4%、0.8%下落した。石油輸出国機構(OPEC)が供給不足を懸念し、主要国のエネルギー需要の回復力に楽観的であることから、この傾向に逆らってエネルギー株は原油価格の上昇で0.7%上昇した。