アップル(NASDAQ: AAPL )は複数の逆風に直面しており、その主なものは中国での弱さとiPhone販売の鈍化だとブルームバーグのコラムニスト、マーク・ガーマン氏が日曜に述べた。中国での苦境は山積:iPhoneの不振が中国での売上にマイナスに働く一方で、世界第2位の経済大国である同テクノロジー大手は他の逆風にも直面しているとガーマン氏は週刊ニュースレター「Power On」の最新号で述べた。同社は中国政府の職場における外国ブランド禁止や消費者の国産技術志向の変化に阻まれている、と同氏は付け加えた。12月四半期の中国での売上が13%減少した後、アップルは5月2日に発表予定の第1四半期でさらなる減少に備えていると同コラムニストは述べた。中国の消費者が大量に携帯電話を買い替えているわけではないが、中国での主な問題は、アップル製品のエコシステムに新規ユーザーを呼び込み、既存ユーザーに早期にアップグレードしてもらうことにある、と同氏は述べた。 iPhone が魅力を失っている理由: ガーマン氏によると、iPhone のアップグレードペースが鈍化している理由は、旧来の通信事業者による補助金の不足、iPhone の価格上昇、不安定な経済基盤、COVID-19 パンデミック後の暫定的な回復などである。また、同社が消費者にアップグレードする理由をあまり与えていないことも大きな理由だと、同氏は Apple の専門家は述べた。