ボーイング(NYSE: BA)は第2四半期決算発表と同時にケリー・オートバーグ氏を新CEOに任命した。同航空宇宙大手は第2四半期の収益168億7,000万ドルに対し、14億4,000万ドル(1株当たり2.33ドル)の損失を出した。オートバーグ氏は2021年に退職するまで、元レイセオンの防衛請負業者RTX(NYSE: RTX)に勤務していた。BA株は一晩で1.4%上昇し、今朝は1株当たり約188ドルで取引を開始した。これは、2023年の収益780億ドルに対して時価総額が1,150億ドルであることを意味する。 ケリー・オートバーグ氏の任務 オートバーグ氏は35年間防衛事業に携わり、そのほとんどはRTXの前身企業の1つであるロックウェル・コリンズに勤務した。同氏は2013年に同社のCEOに就任した。まず、1月5日に、新型737マックス9の胴体ドアプラグが紛失した。続いて6月には、スターライナー宇宙船が国際宇宙ステーションから宇宙飛行士を回収することができなくなった。