全米自動車労働組合は、アラバマ州のメルセデス工場での投票が近づく中、南部で重要な試練に直面している。

アラバマ州タスカルーサ(AP通信) — アラバマ州のメルセデス・ベンツ工場で20年間働いたブレット・ギャラード氏は、「もう嘘には騙されない」と述べ、組合に賛成票を投じるつもりだと語った。同社は繰り返し賃金や労働条件を改善すると約束してきたが、ギャラード氏はそれらの約束は実現していないと語った。「メルセデスは、我々は家族であり、一つのチームであり、一つの戦いだと主張している。しかし、私は長年かけて一つのことを学びました。それは、私は家族をこんなふうに扱ってはいけないということです」とギャラード氏は語った。テネシー州のフォルクスワーゲン工場の労働者が圧倒的多数で組合結成に投票してから1カ月後、全米自動車労働組合はアラバマ州のメルセデス・ベンツで重要な勝利を目指している。来週、バンスの工場と近くのバッテリー工場の5,000人以上の労働者が組合に加入するかどうかを投票する。メルセデスでの勝利は、ディープサウスの労働組合の抵抗を打破しようとしているUAWにとって大きな成果となるだろう。ディープサウスでは、州が大幅な減税、低い人件費、非組合員の労働力で外国の自動車メーカーを誘致している。50歳のギャラード氏と組合を支援する他の労働者はAP通信に対し、彼らの懸念にはインフレに追いつけない賃金の停滞、保険料、不規則な勤務シフト、そして10万ドル以上する高級車を組み立てる工場で使い捨てにされているという感覚などがあると語った。「確かに私たちは南部の自動車労働者だが、自動車労働者の賃金は当然だ」とギャラード氏は語った。
Source: WNYT

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