米国と欧州の投資家がさらなる利上げと景気後退の可能性に不安を感じたため、金曜日の世界株は下落し、3月以来の最悪の週を記録した。ダウ工業株30種平均は219.28ポイント(0.65%)安の3万3727.43ドルとなった。 S&P500種は0.77%安の4348.33となった。ナスダック総合指数は1.01%安の1万3492.52で取引を終えた。 3つの主要な平均はすべて、複数週にわたる連勝記録を破った。 S&P500種は約1.4%下落し、5週連続の上昇が止まった。ナスダックは1.4%下落し、8週間の連勝が止まり、週間パフォーマンスとしては3月以来最悪となった。ダウ平均は1.7%近く下落し、3週間にわたる上昇に終止符を打った。下落は広範囲に及び、S&P500種構成銘柄の400銘柄以上がマイナス圏で取引された。情報技術は最も出遅れたものの1つで、1%以上下落した。注目すべきは、人工知能の恩恵を大きく受けているエヌビディアの株価が1.9%下落したことだ。一方、ゴールドマン・サックスの株価は、同投資銀行が2021年のフィンテック企業グリーンスカイ買収で多額の評価損に直面する可能性が高いとCNBCが報じたことを受けて下落した。