ブルームバーグの報道によると、エクソンモービル(NYSE: XOM)のトレーディングスタッフは先週、ブリュッセルのオフィス前でトレーディングフロアのロンドン移転に抗議する集会を開いた。過去3年間に行われた数百件の人員削減について、約50人の従業員が懸念を表明した。組合代表者によると、そのうち約5分の1は移転を拒否すれば職を失う可能性のあるトレーディングフロアの従業員だ。抗議活動では、約37人のトレーディング職が危機に瀕していることが浮き彫りになった。エクソンモービルは今年初め、新たなグローバル部門の下にトレーディング業務を統合する広範な取り組みの一環として、ベルギーのトレーダーに対し英国への移転を促した。同社はこの移転をトレーディング活動の拡大と位置付けているが、従業員は提示された条件に不満を述べ、懐疑的である。ベルギーの社会主義労働組合BBTKの常任書記長ハンス・クリスティアンス氏は、抗議活動の重要性を強調し、現状は持続不可能であることを国民が理解する必要性を強調した。