ニューヨーク/フランクフルト/シカゴ:世界第2位の鉄鋼メーカーであるアルセロールミタルSAがUSスチール社への買収提案を検討していると、事情に詳しい関係者3人が水曜日(8月16日)に明らかにした。アルセロール・ミタルは、インドやブラジルなどの成長市場に注力するため、2020年に事業の大部分を14億米ドルでクリーブランド・クリフス社に売却した後、生産拠点として米国から後退しており、この統合により、アルセロール・ミタルは逆転することになる。アルセロール・ミタルは傘下の投資銀行家らと提案の可能性について話し合っているが、提案を進める確証はない、と関係者は語った。もし同社が入札に乗り出せば、クリーブランド・クリフス社とエスマーク社からの70億ドル以上の買収提案を受けて、すでにUSスチールが進行中の入札合戦が激化する可能性がある。関係者らは審議内容が機密事項であるため匿名を求めた。アルセロール・ミタルとUSスチールの代表者はコメント要請に応じなかった。 USスチール労働者は全米鉄鋼労働組合(USW)の組合員であり、USスチールがその申し出を「不当」として拒否したにもかかわらず、同組合はクリーブランド・クリフス社との合意を支持している。Source: The Sun Daily
関連銘柄:クリフ・ナチュラル・リソーシーズ (CLF)アルセロール・ミッタル (MT)ArcelorMittal (MT-NA)