ロイター通信の報道によると、ベネズエラ政府は火曜日、ガイアナの海洋石油入札ラウンドに対して厳しい批判を示し、最大8鉱区を求める企業には海域を探査する権利がないと述べた。ガイアナとベネズエラは国境をめぐって長年にわたり紛争を続けている。国際司法裁判所(ICJ)は4月、この問題について管轄権は同裁判所にあるとの判決を下し、これによって石油とガスが豊富な領域、特に沖合における権利をどちらの国が持つかが決まる可能性がある。ガイアナは先週、エクソン・モービルやトータルエナジーズなどの企業から、新たに8つの海洋石油鉱区を割り当てる入札を受けた。これは、現在エクソン主導のコンソーシアムが独占している新興産業に参加するエネルギー企業のポートフォリオを多様化するための動きである。ベネズエラはソーシャルメディアに投稿した声明で、「ベネズエラはガイアナで行われている違法なライセンスラウンドを強く拒否する。ガイアナは両国間の境界線の対象となる海域を使用するつもりだ」と述べた。