利益と利回り上昇が足かせとなり、欧州株は3日連続下落

欧州株は木曜日、期待外れの決算発表と米国債利回りの上昇で打撃を受け、3週間ぶりの安値を付けたが、イングランド銀行が予想通り利上げしたことで英国株はいくらか持ち直した。汎欧州STOXX600指数は0.6%下落し、3期連続の赤字で取引を終えた。堅調な民間雇用統計やワシントンの満期を迎えた債務の返済発表を受けて米国債利回りが9カ月ぶりの高水準に達し、世界的に株価が圧迫された。製造業の低迷に加え、ユーロ圏の主要なサービス産業の成長鈍化がさらに進んだため、ユーロ圏の企業活動の低迷が7月に当初考えられていたよりもさらに悪化したことが調査で示されたことも、ムードをさらに悪化させた。モーニングスターの欧州株式ストラテジスト、マイケル・フィールド氏は「欧州のGDP(PMIの低迷)をGDPと合わせて見ると、現時点ではかろうじてプラスになっているが、特にバラ色とは言えない」と述べた。今週の欧州市場のムードは、さえない工場活動データ、粘り強いインフレの兆候、米国の信用格付けの予想外の引き下げにより、投資家が数年ぶりの高値を記録した市場から手を引くよう促され、暗くなっていた。
Source: Business Recorder

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