AMDのCEO、リサ・スー氏がフォーブスの億万長者リストに正式に加わった。彼女の資産は推定13億ドルで、生成AIブームに欠かせない企業の責任者を務めている。AMDは、彼女のいとこが経営するライバルのNvidiaと同様、ChatGPTなどのAIアプリを動かすのに必要なチップを提供している。生成AIブームは、新たな億万長者、リサ・スーを生み出した。台湾の古都台南出身の54歳は、シリコンバレーの同僚の多くと違ってよく知られた名前ではないかもしれない。しかし、Advanced Micro Devices(AMD)のトップを10年近く務めた後、スー氏が静かにアメリカのハイテク産業のトップへと上り詰めたことは、長らく待たれていた注目を集め始めている。AIアプリケーション用の計算能力を求める企業にGPUチップを供給しているサンタクララのハイテク大手のCEOは、今週発表されたフォーブスの年次億万長者リストに新たに加わった一人となった。これはスー氏にとって大きな節目だ。スー氏の純資産は現在推定13億ドルだ。同氏はAMDが破産寸前と噂されていた2014年に同社を引き継いだ。