By Jamie McGeever (ロイター) – アジア市場の今後の展望。インドと日本のインフレ統計が火曜日のアジアカレンダーの大半を占めており、投資家は日本の卸売インフレの大幅な低下とインドの消費者インフレの7月以来の上昇という相反するシグナルを予想している。これらの指標は米国の消費者物価指数(CPI)インフレ率の最新値のわずか数時間前に発表され、11月に中国のデフレへの滑り込みが驚くべき速さで加速したことを示す中国政府の統計の数日後に発表された。このニュースを受けて中国人民元は対ドルで3週間ぶりの安値に下落し、関係筋を引用したメディア報道で日銀当局者が今月のマイナス金利撤廃を急ぐつもりはないとの報道を受け、月曜日には日本の円も急落した。持続的な賃金上昇の十分な証拠は見つかっていない。火曜日の総合インフレ報告のコンセンサス予想が裏付けられれば、彼らの忍耐は正当化されるだろう。エコノミストらは年間卸売インフレ率が10月の0.8%から0.1%に低下すると予想している。