北京(AP通信)-トレーダーらが期待する連邦準備理事会(FRB)の今回の金利サイクル最後の利上げを前に、ウォール街が15カ月ぶりの高値を記録したことを受け、水曜日のアジア株式市場はまちまちとなった。上海、香港、ソウルは減少した。東京とシドニーが進出した。原油価格は下落した。ウォール街のベンチマークであるS&P500指数は火曜日、企業が予想を上回る利益を発表したことを受けて0.3%上昇した。投資家らは水曜日、FRBが主要貸出金利を0.25%ポイント引き上げ、22年ぶりの高水準にすると予想している。彼らは、米国中央銀行が景気後退を回避しながらインフレを抑える「ソフトランディング」を実現できることを期待している。 UBSウェルス・マネジメントのブラッド・バーンスタイン氏はリポートで、インフレ圧力が緩和する中「これがFRBにとって最後の利上げになる可能性がある」と述べた。バーンスタイン氏は、欧州と日本の中央銀行も利上げサイクルの「転換点に近づいている」と述べた。一方、トレーダーらは中国与党・共産党が低迷する経済成長をてこ入れするという公約をどのように実行するかに注目していた。