主に1812年設立のシティバンク・オブ・ニューヨークと1863年設立のファースト・ナショナル・バンク・オブ・ザ・シティ・オブ・ニューヨークが母体となります。1955年に両社は合併しました。 シティコープの歴史は、シティバンク・オブ・ニューヨーク(City Bank of New York)が200万ドルの資本金を元にニューヨーク州から免許を受けた1812年6月16日に始まります。 サミュエル・オスグッドが初代社長に就任し、9月14日に開店、ニューヨークの商業資本家らにサービスを提供し始めました。 1865年、国法銀行制度の成立とともに商号をナショナル・シティバンク・オブ・ニューヨークへと変更しました。 1895年までには米国で最大の銀行となります。1913年に連邦準備制度が発足すると、ニューヨーク連邦準備銀行の創設に関わります。 翌年には米銀として初となる海外支店をブエノスアイレスに開設しました。 1918年のインターナショナル・バンキング・コーポレーションの買収により、米銀として初めて総資産10億ドルを突破し、1929年には世界最大の商業銀行となりました。 その成長とともに、シティはまた金融サービスにおける先駆者ともなり、複利預金(1921年)、個人向け無担保ローン(1928年)、当座預金(1936年)、譲渡性預金(1961年)などを世界で初めて開発してきました。