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ファイザー、大型買収による事業拡大戦略を継続

日本時間: 2016年8月11日 21時45分 公開

製薬大手のファイザー(Pfizer Inc.)は、1600億ドル規模の合併案件であったアラガン(Allergan PLC)の買収失敗を埋め合わせるため、製薬業界における高成長企業の買収をもくろんでいると考えられており、ファイザーの経営陣は、ヘルスケア部門における事業拡大について買収戦略を採っています。

アラガン買収の失敗以来、ファイザーは大規模な買収に慎重となり、小規模並びに中規模の買収に集中しているものの、大規模な買収についても、株主にとって価値がある場合には検討すると述べ、リスクを取っていく姿勢を見せています。

最近、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America Corporation)がファイザーのCEO、イアン・リード氏と行った投資家ミーティングでは、ファイザーの将来的な計画や成長機会などについて話し合われました。

現在、ファイザーの収益に最も大きな貢献をしているのはグローバル・イノベーション・プロダクツ(GIP)部門と、ワクチン・オンコロジー・コンシューマー(VOC)部門から成るイノベーティブ・ヘルス事業となっており、ファイザーの取り扱う新薬のすべてを管轄しています。
GIP部門の代表的な医薬品としては、リウマチ治療薬のエンブレルや神経障害性疼痛治療薬のリリカなどが、VOC部門における代表的な医薬品としては、抗がん剤のアイブランスや、肺炎球菌感染症ワクチンのプレブナーなどが挙げられます。
ファイザーは、この2部門の成長促進に集中することを将来的な戦略としていくと強調しています。
昨年のホスピーラ(Hospira)買収によって、GIP部門の2016年第2四半期における売り上げは前年同期比で16%の増加となっています。

ファイザーの株価は8月11日時点で35.13ドルの終値をつけており、バンク・オブ・アメリカはファイザーの目標株価を、これに対し14%近く高い40ドルとしています。
バンク・オブ・アメリカは、40ドルの目標株価はDCF法による分析に基づいており、ファイザーの2017年の予想1株当たり利益2.60ドルのおよそ15倍となっていると述べています。
バンク・オブ・アメリカはまた、ファイザーのキャッシュフロー生成能力が高水準であり続けると考えており、配当や大幅な自社株買い、新薬パイプラインの開発などを通じて株主に利益をもたらすと考えています。

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